本日、上海で開催されたChinaJoyゲームカンファレンスでの記者会見で、TencentとNintendoはNintendo Switchコンソールを中国で発売するための戦略の詳細を発表した。
中国のインターネット大手である同社は、中国におけるSwitchのオンラインプラットフォーム向けにクラウドサービスとサーバを提供し、任天堂のゲームを簡体字中国語にローカライズする予定である。
『スーパーマリオ・オデッセイ』や『ゼルダの伝説:荒野の呼吸』などのタイトルはすでに発表されており、今後も発表予定だ。
中国WeChat決済
SwitchのeShopストアでユーザーはTencentの大人気WeChat決済システムでゲームを購入できるようになる。
両社の協力関係が初めて明らかにされたのは4月で、Tencentが広東省当局からSwitchの販売開始について承認を得た。
まだ明らかになっていないのは、スイッチが実際にいつ中国で発売されるのか、価格はいくらになるのかということだ。
任天堂とTencentがローンチする前に、さまざまな規制当局の承認を得る必要があるが、潜在的な利益は大きい。
中国の家庭用ゲーム機市場
中国は世界最大のゲーム市場だが、そのほとんどはスマートフォンとPCで占められている。
家庭用ゲーム機メーカーが中国でハードウェアを販売できるようになったのは、2000年に発売が禁止されて以来のことで、現世代の家庭用ゲーム機として初めて中国で発売となる。
しかし、実は任天堂が中国市場に参入するのはこれが初めてではない。
iQue Playerというジョイントベンチャーが2003年に立ち上げられテレビに接続する専用コントローラーに任天堂64のハードウェアを詰め込んだものでしたが、成功とはいかなかった。
Tencentは現在の任天堂にとって理想的なパートナーであり、テンセントにとっても良きパートナーとなりうる。
TencentはWeChat導入とLoLで知られるRiotやフォートナイトのEpicのような欧米のゲーム会社への大規模な投資、そしてHonor of KingsやPUBG Mobileなどに関わり中国やその他の国でも最大級のゲーム会社となった。