任天堂は2020年1月30日、第3四半期(2019年4月~12月)の決算発表をおこない2019年末時点で「Switch」が前年比を大きく上回る売上となり累計販売台数は5248万台を記録したことを発表
据え置き型家庭用ゲーム機では販売開始わずか約3年で「Wii」 や 「ファミリーコンピュータ」 に次ぐ販売台数となり、ベストセラー家庭用ゲーム機となった。
2017年3月「Switch」発売、2019年9月「Switch lite」を発売しており、約3年で「ニンテンドウ64」や「ニンテンドウゲームキューブ」「スーパーファミコン」を超える販売台数となった。
「Switch」累計販売台数5248万台
2019年末時点:ゲーム機販売累計台数(全世界)
- ゲームボーイ:1億1869万台
- ニンテンドウDS:1億5402万台
- Wii:1億163万台
- ファミリーコンピュータ:6191万台
- Nintendo Switch:5248万台
- スーパーファミコン:4910万台
- ニンテンドウ64:3293万台
- ニンテンドウゲームキューブ:2174万台
売上全体として経常利益(営業利益 + 営業外収益 - 営業外費用)が前年同期と比べ14%アップ。この要因は低価格帯のSwitch Liteの発売や2019年12月に中国で発売開始された事にも言及している。
なお売上内訳のデジタル部門ではNintendo Switch オンラインが年間を通じて好調で「追加ダウンロードコンテンツ」などデジタル版が全体の約20%を占め、前年比48.3%増。
海外での売れ行きは売上高全体の約80%となっていたことも興味深い。
今後人気タイトルに加え、魅力的なタイトルを継続的に投入することでプラットフォームの活性化に注力するとのこと。
任天堂ミリオンセラータイトル(当期)
当期の最も売り上げに貢献したタイトルは「ポケットモンスターソード&シールド」 で、1600万セールを記録。
「ルイージマンション3」や「スーパーマリオメーカー2」も500万以上が売れた大ヒットタイトルとなった。
Nintendo今後の展開
同社販売予定のソフトは3月に注目タイトル「あつまれどうぶつの森」や「ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX -Switch」の発売が控えている。
USJとのコラボ
一方「Universal Parks & Resorts」とのパートナーシップによる、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで建設中の『SUPER NINTENDO WORLD』エリアは、今年2020年の東京五輪前にオープンを予定している。
『SUPER NINTENDO WORLD』は、ハテナブロックを実際に叩くなど、マリオのゲームの世界さながらの体験を全身を使ってお楽しみいただくことが可能で、「マリオカート」をテーマにした最新鋭のライド・アトラクションや、「ヨッシー」をテーマにしたご家族で楽しめるライド・アトラクションを中心に、レストラン、ショップなども充実した複数階層のテーマエリア。
さらに、「パワーアップバンド」と呼ばれる専用のバンドを用いた、様々な “アソビ体験”ができるエリアとなる予定
アニメ映画の制作
また、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州サンタモニカ)と任天堂株式会社は、共同でキャラクター「マリオ」を扱った映画の企画開発を開始を発表しており2022年の劇場公開を目指して順調に製作が進んでおり、大きな取り組みの一つとなっている。
このように任天堂はIP(知的財産)を積極的に活用しゲーム以外においてもプロジェクトを活発化している。
中国での販売もはじまりこのペースでいくと累計販売台数も任天堂ゲーム機シリーズ過去最高を記録する日も近いかもしれない。
また最新情報入り次第記事にいたします