SHURE(シュア)から2020年11月2日、待望のダイナミックマイク「MV7」が発売。
SHUREマイクといえばSM58(通称ゴッパチ)やマイケル・ジャクソンのアルバム「スリラー」に使用されたSM7Bがすでに有名で、実況や配信で利用されているシーンを多くみかけます。
発売された「MV7」はSM7Bにインスパイアされ設計されたモデルで、コンパクトで軽量。ライブストリーミングに最適化されたマイクになります。

さらにUSB接続とXLR接続どちらも対応、PC、Macでも使用可能です!
今回SHURE様より実機をご提供いただきましたので早速レビューしていきたいと思います。
- オーディオインターフェースなしでも利用可能
- ダイナミックマイクでノイズが少ない
- PC、Mac両対応
- USB、XLR接続両対応
- 軽量、コンパクト
MV7特徴
- 軽量、コンパクト設計
- ダイナミックマイク
- USB、XLR両接続対応
- 専用アプリでサウンドカスタマイズ
- オートレベルモード
XLR接続も、USB接続も可能なのでオーディオインターフェイスなしでコンピュータに直接接続できます。
USB接続時には無料の専用デスクトップアプリ「ShurePlus™ MOTIV」で追加機能が利用できボーカルトーンやレベルを調整も可能。
MV7開封
パッケージ

内容物

- MV7マイク本体
- クイックスタートガイドなど
- 保証に関する書類
- USBタイプ(USB A-MicroB)
- USBケーブル(USB A – USB C)
- 5/8-3/8変換ネジ
同梱されている付属品には、USB-CのケーブルとUSB-Aのケーブルが付属。MacBookのように接続端子がUSB-Cでもすぐにでも利用できるのは有難い!
変換ネジも入っているのでマイクスタンドでもマイクブームでもどちらでも大丈夫です。

マイク部分にはウィンドスクリーンがついています。外して使うことはないと思いますが中はこんな感じ!
単一指向性のダイナミックマイクとなっています!


左右には「SHURE」の文字が印字されていて、長さは本体部分で15.5cmほどです。

底面には「XLR端子」と「USB端子」が配置されています。(XLRとUSB両方同時に接続することも可能)
ヘッドホン(もしくはイヤホン)を接続すればPC音とマイク音をモニターできます。(デスクトップアプリもしくはマイクのタッチパネルでPCとマイク音量を調整ができます)

マイク本体はタッチパネル部分で出力調整やマイクミュートも簡単におこなうことができハイテク感が漂ってます。
ライブストリーミング中でもサッと手元でミュートにできますね
大きさ比較

こうやってみるとMV7のコンパクトさが一目瞭然ですね!
女性でも設置が容易にできるくらいの大きさです。

サイズ感はこんな感じ!本体のみの長さは約15.5cmほど、スタンド部分もいれると21㎝ほどでした。
念のためマウスも隣に置いてみました。
重量

重量は誤差があるとは思いますが、549g!
SM7Bの時は832gだったので比べるとかなり軽量なのが分かると思います。
『SHURE SM7B』配信や実況で最高のパフォーマンスを実現するダイナミックマイク【PR レビュー】
スペック
| 製品名 | MV7 |
|---|---|
| トランスデューサータイプ | ダイナミック型(ムービングコイル方式) |
| 指向特性 | 単一指向性(カーディオイド) |
| 出力インピーダンス | 314 Ω |
| 調整可能なゲイン範囲 | 0 ~ +36dB |
| 周波数特性 | 20 Hz ~ 20,000 Hz |
| 感度 | -55 dBV/Pa (1.78 mV), -47 dBFS/Pa |
| 最大SPL, Digital Output | 132 dB SPL |
| ヘッドホン出力 | 3.5 mm |
| ミュート機能 | 〇 |
| リミッター機能 | 〇 |
| コンプレッサー機能 | 〇 |
| 使用電源 | USBまたはLightningケーブルにより電源供給 |
| 取り付けタイプ | 5/8-27スレッドマウント |
| 本体重量 | 0.55 kg (1.21 lb) |
システム要件
| 対応デバイス | システム要件および互換性 |
|---|---|
| Mac | MacOS 10.13~10.15 64ビット 最小2 GBのRAM 最小500 MBのハードディスク容量 |
| Windows | Windows 10 64ビット 最小2 GBのRAM 最小500 MBのハードディスク容量 |
| iOS | iOS:iOS 12以上 iPhone:iPhone 6以上 iPod Touch:第6世代 ※注:iPad Pro(USB-C)はサポートされていません。 |
| Android | 以下を備えているすべてのAndroid機器で作動します。 Android Oreo 8.0以上 USBホストパワーであること ≥100 mA USB Audio Class 1.1以降対応 |
デスクトップアプリ「ShurePlus MOTIV」画面の見方
USB接続した場合は専用デスクトップアプリ「ShurePlus MOTIV」で細かな設定が可能です。
アプリでは大きく「自動」と「マニュアル」設定が可能。
デスクトップアプリのリンクは以下
https://www.shure.com/ja-JP/products/software/shure_plus_motiv_desktop
【SHURE(シュア)】専用デスクトップアプリ「ShurePlus MOTIV」インストール方法と日本語化
自動
マイクの位置を「ニア(近距離モード)」「ファー(遠距離モード)」に選択するだけで音量が一定に保たれます。
またトーンで「暗い」「ナチュラル」「明るい」と音質を変化させることができます(※劇的な変化ではなく、多少の変化って感じでした。)

マニュアル
マニュアルではより細かくマイクのゲイン調整やイコライザー設定、リミッター、コンプレッサー設定が可能です。

モニターミックス設定はMV7本体にイヤホンやヘッドホンを接続した時に影響します。PC側に全振りするとイヤホンからはPCからのメディア音のみとなります。
イコライザー設定(画像:EQの項目)は以下4つの設定できます。ユーザーの使う環境によって調整できます。
- フラット
- ハイパス
- プレゼンスブースト
- ハイパス&プレゼンスブースト
感想
MV7はSM58やSM7Bよりも音声の明瞭さを感じました。(SM7Bの方がローエンドが強調されたサウンドが特徴です。)
ミッドレンジの周波数が強く、ポッドキャスティングや歌などに最適化されているのでMV7はよりライブストリーミングや実況向けという印象。
小さく、軽く、USB接続対応なので利便性が高いのでノートPCだけでも簡単に高音質で配信や動画の収録をおこなえるメリットがあります。
SM7Bよりも安い価格帯なのも有難い!
音声アプリケーションで使用するのであればMV7はかなりオススメです。ぜひ参考にしてみてください。






