配信や動画づくりにはマイクが必要になりますが、コンデンサーマイクで価格と性能などバランス重視なら2008年11月21日に発売された『audio technica AT2035』もオススメです。
AT2035はAT2020の上位機種にあたり、「AT2020」や「AT2020USB」は専用ショックマウントがついていないため別途購入が必要ですが、AT2035は付属しているのでコスパ的にもこちらがオススメです。
性能面でもAT2035は騒音などのノイズ低減する80Hzローカットフィルタースイッチや、不要な雑音をカットする−10dBパッドスイッチが搭載されています。
早速みていきましょう
audio technica AT2035
- 専用ショックマウント、マイクポーチ付属
- ダブルウェーブダイアフラム(PAT.)を採用
- 単一指向性
- ローカットスイッチ/パッドスイッチ搭載
AT2035はエアコンの騒音などのノイズを低減する80Hzローカットフィルタースイッチや、不要な雑音をカットする−10dBパッドスイッチが搭載されています
サイドとリアの収音を抑えて狙った音だけを捉える単一指向性を採用。(さらに上位機種AT2050になると指向性を変更るようになります。)
専用設計のショックマウントやマイクポーチ、変換ネジも付属。
スペック
製品名 | AT2020 | AT2035 | AT2050 |
---|---|---|---|
型式 | バックエレクトレットコンデンサー型 | バックエレクトレットコンデンサー型 | DCバイアスコンデンサー型 |
指向特性 | 単一指向性 | 単一指向性 | 可変(無指向性/単一指向性/双指向性) |
周波数特性 | 20~20,000Hz | 20~20,000Hz | 20~20,000Hz |
感度 (0dB=1V/1Pa、1kHz) | −37dB | −33dB | −42dB |
出力インピーダンス | 100Ω | 120Ω | 120Ω |
最大入力音圧レベル (1kHz at 1% T.H.D.) | 144dB S.P.L. | 148dB S.P.L. | 149dB S.P.L. |
SN比 | 71dB以上 | 82dB以上 | 77dB以上 |
ファントム電源 | 48V DC、 2mA | 11~52V DC、3.8mA | 11~52V DC、4.7mA |
質量 | 345g | 403g | 412g |
スイッチ | × | ローカットON/OFF、パッドON/OFF | 指向性切替、ローカットON/OFF、パッドON/OFF |
付属品 | 専用スタンドマウント、 マイクポーチ、 変換ネジ |
専用ショックマウント、 マイクポーチ、 変換ネジ |
専用ショックマウント、 マイクポーチ、 変換ネジ |
『audio technica AT2035』開封&レビュー
内容物
- 取扱説明書
- AT2035本体
- 専用ショックマウント
- 専用マイクポーチ
裏面には騒音などを低減する「ローカットフィルタースイッチ」と不要な雑音をカットするための「パッドスイッチ」が搭載されています。
ローカットフィルターのスイッチとパッドスイッチは-10dbまで雑音をカットすることができます。
接続はXLR端子となっているためコンデンサーマイク用48Vファンタム電源対応のオーディオインターフェースとXLR端子ケーブルが必要となります。
著者はAG03を利用しています。『YAMAHA AG03』はXLR端子のマイクを接続することが可能となっているのでオススメです。
関連グッズ
重量は406gでした。多少の誤差はあるかもしれませんがだいたいこんな感じとくに重くはなくサクッともてる重さです。
専用ショックマウント
結構しっかりとした作りで安心感が半端ないです。
サイドにはオーディオテクニカのロゴが入っていてカッコイイ
ショックマウントには変換ネジがついており、サイズの違ったマイクスタンドへ接続も可能となっています。
マイクスタンドは別売りのためAmazonなどで購入が必要となります。
大きさ比較
Blue yetiが圧倒的に大きくて存在感がありますね。AT2035とシュアーSM58はほぼ同じくらいの長さとなっています。
感想
自分はコンデンサーマイクは他にBlueしかもっていないためBlueYetiとの比較となりますが、音質はどちらもとても良質な音でそこまで大きな差は感じなかったですが、本当に微妙な差ですがBlueYetiはいい意味でも悪い意味でも収音性があるため、AT2035のほうがノイズが少なくクリアな声に聞こえました。
パッドスイッチはオンにすると周りの騒音もなくなりますが、少しマイク音も小さく聞こえるので使用環境がよっぽど騒がしくなければオフで大丈夫そうです。
選ぶポイントとしてはマイクを使用する環境によるところが大きくなりそうです。
特にこれからエアコンを使用するなど、ファンの音が聞こえやすい環境で配信や実況の機会が増えると思うのでそうした環境ならaudio technica AT2035をオススメします。
- 高コスパのマイクを探している人
- 専用ショックマウント付き
- 騒音低減や、雑音カット機能搭載がいい人
- ファンやノイズが多い環境で配信する人
- UBSだけで接続できるマイクを探している人
マイクテスト動画は以下になります。ぜひ参考にしてみてください。動画はヘッドホンなどで聞くとより違いがわかりやすいと思います。