動画やオンライン会議用にはじめてのコンデンサーマイクを考えている人に価格的にもおすすめなオーディオテクニカの「AT2020」に数量限定『AT2020TYO』が6月26日発売されました。
『AT2020TYO』は数量限定で、ライブ配信や実況などで定番となっているAT2020がベース。
色も日本古来より使われてきた「藍色」モデルとなっているのが特徴です。
AT2020はエントリークラスとして、価格的にも初心者向けマイクとして最適な一本で、単一指向性で周りの雑音を拾いにくく比較的ナチュラルな音質となっています。
今回オーディオテクニカ様よりご提供いただきましたので実際にさわってみてレビューしてみたいと思います。
『AT2020TYO』特徴
- サイドアドレスコンデンサーマイク
- 自宅録音/動画配信に最適
- 高耐入力設計と広いダイナミックレンジを実現
- 専用設計ダイヤフラムによる幅広い周波数特性と優れた過渡応答。
- サイドとリアの収音を抑えた単一指向性。
- 専用スタンドマウントを付属
AT2020TYOは、AT2020をベースに、日本古来より使われてきた藍色(あいいろ)を本体カラーに採用した数量限定モデル。思い通りのパフォーマンスを可能にする頑丈なボディと高耐入力設計、広いダイナミックレンジを提供し、充分な音圧レベルを備えます。
専用設計のダイヤフラムにより、幅広い周波数特性と優れた過渡応答を実現
スペック
AT2020との比較です。ほとんど一緒ですが、違う部分を「青色」でしめしています。
製品名 | AT2020 | AT2020TYO |
---|---|---|
型式 | バックエレクトレットコンデンサー型 | バックエレクトレットコンデンサー型 |
指向特性 | 単一指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 20~20,000Hz | 20~20,000Hz |
感度 (0dB=1V/1Pa、1kHz) | −37dB | −37dB |
出力インピーダンス | 100Ω | 100Ω |
最大入力音圧レベル (1kHz at 1% T.H.D.) | 144dB S.P.L. | 144dB S.P.L. |
SN比 | 71dB以上 | 74dB以上 |
ファントム電源 | 48V DC、 2mA | 48V DC、 2mA |
質量 | 345g | 345g |
スイッチ | × | × |
付属品 | 専用スタンドマウント、 マイクポーチ、 変換ネジ |
専用スタンドマウント、 マイクポーチ、 変換ネジ |
ざっと見た感じSN比と本体カラー以外のスペックはほとんど同じですね。
SN比は、信号(Signal)と雑音(Noise)の比率で数値が大きいほど雑音が少ないとされています。
『AT2020TYO』開封
内容物
- AT2020TYO
- マイクポーチ
- 専用スタンドマウント
- 取扱説明書など
限定色「藍色」が存在感を感じます。動画やライブでマイクが映った時に他と被らないのはうれしいですね!
マイクはXLR端子で取付となっていますので、別途専用のオーディオインターフェースが必要です。
(※XLRコードは付属していないのでそちらも必要に応じて準備しておきましょう。Amazonで1000円くらいで購入できます)
専用スタンドマウント
最初から変換ネジがついていて、内部のネジを取り外せば少し大きなネジにも対応します。
スタンドに取り付けたイメージはこんな感じ
マイクとの取付も簡単です。専用スタンドマイクの片側をマイクと取付、逆をマイクスタンドに取り付けることで完成します。
マイクポーチ
しっかりとした作りのマイクポーチです。
大きさ比較
長さはシュアSM58と同じほどです。ほかにもiPhone6Sと比較してみました。ちょうど片手に収まる大きさ。
接続
AT2020の接続もAT2035と同様にXLR端子となっています。
そしてコンデンサーマイクなので、48Vファンタム電源対応オーディオインターフェースと接続して使用する必要があります。
今回もXLR端子接続と48Vファンタム電源対応している『YAMAHA AG03』を使って接続。
感想
前述したように初心者向けのコンデンサーマイクとして価格的にもオススメです。
Amazonで執筆時点で14000円ほどで購入可能となっていました。
音は比較的ナチュラルな音質なのでライブ配信、動画、オンライン会議など様々な用途でつかえる製品といえます。
今回は数量限定モデルの「藍色」なので配信でマイクが映り込む時に、さりげなく他とは違った印象を与えることもできそうです。
- はじめてマイクを購入する人。
- 限定色で他者と差別化したい人
- コレクションとして購入したい人
- ダイナミックマイクを探している人
- USB接続タイプのマイクを探している人
注意点はXLR端子と48Vファンタム電源対応のインターフェースが必要という点です。
さらに上位機種に以前レビューを書かせていただいた「AT2035」があります。そちらは騒音低減や、雑音カット機能搭載と専用のショックマウントが付属しているのでもし上位機種を探しているのであればそちらもオススメです。
『audio technica AT2035』ローカット/パッドスイッチ搭載のコンデンサーマイク【PR レビュー】
ぜひ参考にしてみてください