どうもワタ(@jp_streamer)です
このたびASUS様より「RT-AX92U」をご提供いただきましたので早速レビューしていきたいと思います。
今回紹介するASUSの製品「RT-AX92U」は2019年12月6日に国内発売された商品で一番の特徴は超コンパクトでゲーミングルーターにしては購入しやすい価格帯!
さらにトライバンド(3帯域)・次世代Wi-Fi 6(無線LAN規格802.11ax)対応。そしてASUSのQoS機能『Adaptive QoS』で有線および無線両方の接続でインバウンドとアウトバウンドの帯域を最適化。ゲーム用の「wtfast」通信でタイムラグを減らすことも可能というゲーミングWi-Fiルーターならではの機能も満載です。
「RT-AX92U 開封&内容物」
内容物
- RT-AX92U本体
- 電源アダプター
- イーサネット(LAN)ケーブル
- クイックスタートガイド
- 保証書など
外部アンテナを伸ばすと…カッコイイ!
前面のランプは左から
- 5G2
- 5G1
- 2.4G
- LAN
- WAN
- POWER
超コンパクト
超コンパクトでiPhone6Sを横に並べてみたんですがこのサイズ感、コンパクト感が一目瞭然です。
インターフェース
背面にはLANポートが4つ、WANポートが1つ、電源ボタン、リセットボタン。
もちろん全ポートギガビット対応です!
側面はUSB 3.1が1つ、USB 2.0が1つとWPSボタン
RT-AX92U 特徴
- 超コンパクトで高速通信
- 次世代の無線LAN規格802.11ax(次世代Wi-Fi 6)に対応
- トライバンド対応なので2系統の5GHz帯(5GH-1 802.11ac/5GHz-2 802.11ax)利用可能
- 複数のWi-Fiルーターを繋ぎ合わせ、広い通信範囲を提供するメッシュネットワークシステムAiMesh対応
- トレンドマイクロのセキュリティ技術「AiProtection」による家庭内のネットワークの保護、お子様の危険なウェブサイトへのアクセスを「ペアレンタルコントロール」で遮断
- Adaptive QoSでゲーミング優先
トライバンド対応
トライバンド(3つの周波数帯)対応モデル。
『2.4GHz帯が1つ』と『5.0GHz帯が2つ』と従来のデュアルバンドより帯域が多く利用可能
帯域が3つ使用できるため接続デバイスが多数あるときにも重宝します。
Adaptive QoS:ゲーミング優先
RT-AX92Uには『Adaptive QoS』という独自のQoS(クオリティ・オブ・サービス)機能があります。
接続デバイスの優先度を設定することで、ASUS独自に開発されたゲーマー・プライベート・ネットワーク(GPN)で最適な通信経路を確保し、ゲームのラグを最小限に抑えることができます。
ゲーマーも嬉しい機能ですが、動画視聴にも使えそうなありがたい機能です。
メッシュWi-Fi:ASUS AiMeshテクノロジー
メッシュWi-Fiとは複数のASUS Wi-Fiルーターを繋ぎ合わせて家庭内の隅々までWi-Fiネットワークを構築して、最適な電波を提供する最新機能。
ASUSではこれまた独自のAiMeshテクノロジーで、ネットワーク内に異なるモデルのASUSルーターを混在させることができる(通常はルーターの規格など同じじゃないといけないのでセット売りが多いです)ので、すでにお持ちのASUS Wi-Fiルーターを利用できます。
シームレスなローミング技術によって、ネットワークを切り替える必要もありません。メインルーターでSSIDとパスワードを設定すればあとは自動で最適なルーターに切り替わります。
IPV6は使えるのか?
IPV6は利用できます(※ただしIPV6プラスは利用できないです。)
一部オンラインゲームや家庭用ゲーム機は、v6プラスを利用できない機器があるため特に問題ないでしょう。
例えばNintendo SwitchやPlayStation4では公式にIPv6に対応していません。(Xbox OneはIPv6に完全対応しています)そのためIPV6プラスでオンラインゲームに参加すると仲間が誰もいないということもあります。(著者の体験談)
接続と使い方や設定方法
準備:接続
一度モデムもしくはCTUやONUの電源を切り
付属のLANケーブルでモデムもしくはCTUやONUをWi-Fi無線ルーター親機の「WAN(INTERNET)」ポート(差込口)へ接続します。
※モデムもしくはCTUやONUとはプロバイダーから貸出されている箱型の機器です。
モデムの電源をいれ正常に接続出来たら、Wi-Fi無線ルーター(ASUS)の電源を入れます。
LEDランプをチェックし完了。
設定
Wi-Fi無線ルーター(ASUS)とPCつなげ、ブラウザを起動しASUS設定ページの「はじめる」をクリック
(http://router.asus.com)
ネットワーク名(SSID)とパスワードを任意で決めることができます(※ルーター裏のシールに記載されているものを、そのまま入力してもOK)
せっかくなので例として2.4GHzと5GHzを個別に設定できます。
2.4GHzと5GHzを2つ自分がわかりやすいネットワーク名(SSID)に決め、「適用」をクリック
パスワードは3つ同じでも構いません。
(ここで決めたネットワーク名とパスワードが、スマホなどでWi-Fiに接続するときに必要になります。)
ファームウェアの更新がある場合は更新しておきましょう。更新してしばらくすると自動でログイン画面になります。
自分でログイン名とパスワードを決めてログインし完了です。(決めたユーザー名とパスワードは忘れないようにしましょう)
スマホからWi-Fi接続
スマホのWi-Fi設定画面に、自分で決めた2.5GHzと5GHz2つのネットワーク名がでるので選択してパスワード入力すれば完了です。
速度計測
速度を計測してみました今回『Fast.com』で計測。(計測時間:朝)
Fast.comはNetflixが提供する無料のスピード測定サイト。
画面に中央が下り(ダウンロード)、右下が上り(アップロード)、左レイテンシー(遅延)を測定できます。
アプリを使用することなく測定できるのでおすすめです。
通常100Mbps以上でていれば速度は速いといえますがどうなるでしょうか・・
PC結果(有線接続)
下りも上りも問題ない数値がでています。
スマホ(Wi-Fi接続)
スマホから5GHz-2に接続して計ってみた結果がこちら
下り120Mbps、上り140Mbps。かなりいいです!
ちなみにLANケーブルも送受信できるデータ量が異なるためFPSなどのゲームではCAT7以上がおすすめです。
補足情報ですが著者はNURO光で契約しております。
- 最大2GMbps対応の光回線。
- 超高速下り最大2Gbpsで現状国内最高クラスの速度
- プロバイダ料金・回線使用料・高速無線LAN・セキュリティサービスが全てコミコミで月額4,743円(税抜)
- 様々なキャンペーンをその都度おこなっております。
スペック
CPU コア数は同時Wi-Fiデバイスの処理に関係し、LANポート数は有線接続のみ対応機器で使用するが、ゲーミングPCは基本有線LANで接続することをお勧めします。
製品名 | RT-AX92U |
---|---|
CPU | デュアルコア、1.8GHz |
メモリ | 512 MBメインメモリ 256 MBフラッシュメモリ |
Wi-Fi対応規格 | IEEE 802.11ax/ac/n/a/g/b |
対応周波数 | 2.4G Hz / 5 GHz-1 / 5 GHz-2 |
最大速度(5GHz-1) | 867Mbps |
最大速度(5GHz-2) | 4804Mbps(11ac時4333Mbps) |
最大速度(2.4GHz) | 400Mbps |
チャネル(5GH-1) | W52/W53 |
チャネル(5GH-2) | W56 |
チャネル(2.4GHz) | 1~13 |
セキュリティ機能 | WPA-PSK WPA2-PSK WPA-Enterprise WPA2-Enterprise WPS |
ストリーム数 | 4 |
アンテナ | 2.4 GHz (2 x 2) 5 GHz-1 (2 x 2) 5 GHz-2 (4 x 4) |
搭載ポート | Gigabit WAN×1 Gigabit LAN×4 USB 3.1 Gen×1 USB 2.0×1 |
質量 | 651 g |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 155×52.6×155mm |
対応OS | Windows® 10 64-bit Windows® 8.1 Windows® 8 Windows® 7 Mac OS X 10.7 Mac OS X 10.6 Mac OS X 10.5 Linux |
電源仕様 | 対応入力電圧:100V~240V(50~60Hz) ACアダプター出力:19 V(最大1.75 A) |
感想
「RT-AX92U」はコンパクトで購入しやすい価格帯、なおかつトライバンドとWi-Fi6対応なので、初めてゲーミングルーターを購入する方はもちろん。
コンパクトなので一人暮らしでもスペースを取らないですし、トライバンドなので複数デバイスを接続する可能性があるご家庭にもいいですね
オンラインゲーム時には、回線で重要視される「速度」と「Ping値(サーバとの応答速度)」というものがあります。これをいかに改善できるかがゲーム結果へつながる事も知られています。
ASUSならではの『Adaptive QoS』という独自のQoS(クオリティ・オブ・サービス)機能でデータ通信を最適化もワンクリックでできるのも魅力的です。
メッシュWi-Fi対応製品なので他のASUS製品と一緒に使えて、電波の届きにくい場所に増設が可能となります。その場合SSIDやパスワードを切り替えなくてもシームレスに自動で最適なルーターに接続されるというメリットがあります。
その時もこのコンパクト感が活きてくると思います。
ぜひ参考にしてみてください