Sonyは3月18日午前1時、PlayStation5についてのライブ配信がおこなわれた。
発表ではシステムアーキテクトのMark Cerny(マーク・サーニー)が出演し、PS5の超高速SSDと統合されたカスタムI/Oで、ロード画面を取り除くことを目的に開発されたことが発表されました。
PS5ではゲームにアセットデータをとてつもない速度で送り出すことができ、複雑で広大なゲームでもほぼ瞬時にロードすることが可能になる。
さらにPS5に搭載するカスタムGPUの可能性についても紹介されGPUのパワーがより高解像度な表現を可能にするのはもちろんのこと、レイトレーシングは目玉の新機能です。
<以下公式発表内容参照>
「PS5」
- 超高速SSDによりロード時間が短縮
- 3Dオーディオ
- カスタムGPUによってレイトレーシング機能(反射)が強化
動画では主にPS5の新しいソリッドステートドライブ(SSD)について解説され、825GB M .2 SSDは、毎秒5.5 GBの入力データを達成するということに焦点が当てられた。
さらに超高速SSDによって開発者のゲームに対する考え方が完全に変わると付け加えた。
「超高速SSDの最大の理由は、ゲームデザイナーに自由を与えます。言い換えると、ハードドライブでは、ギガバイトを読み込むのに20秒かかるので、開発者が作ろうとしているゲームの妨げになる可能性があります」 とマーク・サーニーは述べた。
例えばアドベンチャーゲームを作っていて、本来十分なテクスチャとモデルをロードするのに30秒ほどかかるようなものも超高速SSDによってロード時間が短縮されるためつくることができる。
マーク・サーニー氏は、「ジャックンダクスターツー」のゲームを引き合いに、現代のゲーム開発者のほとんどがロード時間を考慮し設計されることを述べた。
次にカスタマイズGPUによって、レイトレーシング機能の搭載。(レイトレーシングとは、光の屈折や反射を再現するリアルレンダリングシステム)
さらにPS5では、オーディオレンダリングに最適化した3Dオーディオ用カスタムエンジンを設計・搭載。
PS5が実現する3Dオーディオで、ゲーム中のサウンドからは、今まで以上にプレゼンス(実在感)とローカリティ(定位感)を感じられる。雨粒がさまざまな異なる表面に当たる音や、敵が具体的にどの方向に潜んでいるかまでも聞きわけることができるようになるでしょう。
PS4との互換
公式発表によると、互換性の対応についても順調に進んでいることが報告された。
PlayStation4で最もプレイ時間の長い上位100タイトルを調査、ほぼ全てのタイトルが発売時にPS5上でスムーズに動作するであろうことが確認できたとのこと。
プレステ5:スペック
CPU | x86-64-AMD Ryzen™ “Zen 2” |
8コア / 16 スレッド | |
周波数:最大 3.5GHz まで可変 | |
GPU | AMD Radeon™ RDNA 2-based graphics engine |
レイトレーシング アクセラレーション | |
周波数:最大 2.23GHz まで可変(10.3 TFLOPS) | |
システムメモリ | GDDR6 16GB |
バンド幅:448GB/s | |
SSD | 825GB |
読み込み速度:5.5GB/s(Raw) | |
PS5 ゲームディスク | Ultra HD Blu-ray™(100GBまで) |
映像出力 | 4K 120Hz TV、 8K TV、VRR 対応(HDMI2.1規格による) |
オーディオ | “Tempest” 3Dオーディオ技術 |
また最新情報入り次第記事にいたします。