NVIDIAはGeForce RTX GPUのAI機能を使った配信機能「RTX ブロードキャスト エンジン」を発表
RTX GPU 20シリーズに搭載された 「Tensor コア」 と呼ばれる専用のAIプロセッサを搭載した新しいSDKを活用し、仮想のグリーンバック、スタイルフィルタ、拡張現実の機能で、すべてAI で行うため特殊な機器の導入が不要となる。
RTXのAI (TENSORコア)をライブストリーミングに導入
NVIDIA のRTXに搭載された「TENSORコア」を活用して没入度の高いライブストリームを実現するという、新たな方法を発表。
これには特殊なカメラや物理的な機器は一切必要ありません。
- RTX Greenscreen によりAI モデルが背景を判断しウェブカメラの背景をリアルタイムで取り除けるので、ライブ配信で自分の顔と体だけを表示できるようになります。そのためグリーンバックを購入する必要がなくなる。
- RTX AR は、標準的なウェブカメラで顔の検知や目や口といった顔の特徴の追跡だけでなく、顔の表面のモデリングまででき、リアルタイムに拡張現実の効果が得られます。これを使って、3Dコンテンツを顔にオーバーレイしたり、自分の顔で3Dキャラクターを制御したりするなど、VTuberがもっと簡単に作成可能に
- RTX Style Filters により、スタイル トランスファーと呼ばれる AI 手法を使って、他の画像のスタイルに基づいてウェブカメラのフィードのルック アンド フィールを変換。ホットキーを叩けば、自身の配信ビデオに、お気に入りの絵画やゲーム アートのスタイルを適用できます。
配信者になる夢をかなえましょう ! 😎
「NVIDIA RTX ブロードキャスト エンジン」が AI の力でグリーンバック、仮想現実、スタイルフィルターなどの演出をもたらします。
日本語詳細記事はこちら : https://t.co/b3AGhzrLlR pic.twitter.com/2nxVNkXYZF
— NVIDIA GeForce JP (@NVIDIAGeForceJP) September 27, 2019
NVIDIA と OBS が、ゲーマーに RTX Greenscreen を提供
NVIDIA は人気のライブストリーミング アプリケーションである OBS と連携し、このアプリケーションに RTX Greenscreen を組み込みます。これにより、ライブストリーマーは背景を取り除いたり、あるいは現実世界であるか仮想世界であるかを問わず、自身をあらゆる場所に瞬時にテレポートさせたりできます。この機能は TwitchCon で初公開され、今後数か月のうちに利用可能となります。
各開発者のコメント
OBS の作者であるヒュー ベイリー (Hugh Bailey) 氏
「NVIDIA は、ストリーミングとレコーディング機器についての私のリストのトップにある企業です。私は同社の活動に絶えず驚いています。また、RTX Greenscreen のように、RTX を活用した NVIDIA のテクノロジにも関心を抱いています」
Streamlabs 社 CEO、アリ モイズ (Ali Moiz) 氏のコメント
「新しいRTX ブロードキャスト エンジンは大きな発展であり、これにより、当社のアプリストアの開発者は、NVIDIA RTX GPU を活用して、ストリーマー向けのパワフルで、新しいツールを作り出せるようになります。
当社は、Streamlabs の開発者コミュニティに新たな機能を提供している NVIDIA と今後も提携したいと考えており、この新しいテクノロジを導入するのを楽しみにしています」
XSplit 社開発者リレーション担当ディレクター、ミゲル モリーナ (Miguel Molina) 氏のコメント:
「当社は、数年間にわたる数多くのプロジェクトで NVIDIA と提携しており、RTX ブロードキャスト エンジンの登場は、これまでで最もエキサイティングな出来事です。XSplit チームは、これらの新しいツールを当社のアプリケーション スイートと組み合わせることで、ユーザーが NVIDIA GeForce RTX のポテンシャルを最大限に発揮させ、よりよいコンテンツを作成できるようになることを楽しみにしています」
TwitchCon において、ブース 1823 の OBS ブースにお立ち寄りいただければ OBS でのRTX Greenscreen、新しいRTX Studio ノート PC および新登場の RTX ゲームをご覧いただけます。
今後NVIDIAの開発によって配信がより便利に楽しくなっていくことが予想されます
また最新情報入り次第記事にいたします!