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【eスポーツ ビザ取得】アメリカ新法案でeスポーツ選手の米国長期滞在が困難になる可能性

アメリカで活躍したいeスポーツ選手もいると思います。

そこで重要になってくるのはビザです。

そのビザに対しeスポーツ選手に関するいくつかの法案が今話題となっているのでチェックしておきましょう。

ビザとは

年に3か月以上の長期滞在や頻繁な入国で必要なものが「ビザ」です。

アメリカにビザなしで入国できる日数は決められており、年間で90日以内の観光か商用目的となっています。

ビザには「非移民ビザ」と「移民ビザ」があり、永住を希望する場合には「移民ビザ」が必要で、これがグリーンカードと呼ばれ今回話題となっています。

MEMO

逆に「非移民ビザ」は、特定の期間、米国滞在を希望する観光客、ビジネスマン、学生、または特殊労働者が利用するものになります。非移民ビザの場合は滞在期間は入国審査官が決定します。

グリーンカード(移民ビザ):有効期限10年の更新

グリーンカードは更新すればいつまでも住むことができ、取得する方法はいくつか種類があり下記のようになります。

  1. 米国籍者の人と結婚して申請する
  2. 米国企業スポンサー(雇用主)が申請する(アメリカの企業で働く)
  3. 特技適性グリーンカード(eスポーツはコチラに該当)
    教授、研究家。科学、芸術、学業、事業、またスポーツなどにおいて才能を持つもの。専門的職業。など
  4. 抽選プログラム(DVプログラム)に応募する。

となっています。

そして重要なのが取得にかかる時間です。現在申請方法によりますが「6カ月~最大2年」ほどといわれています。この期間が最大7年と新しい法案で大きく変更する可能性があるということで話題となっています。

eスポーツに関するグリーンカード

eスポーツ弁護士のGenie Doiさんは現在、eスポーツ選手は特技適性グリーンカード(EB-1)を申請することができ、これは自分の分野で「並外れた能力」を示す外国人に永住権を与えるものとツイート。

Doi氏によると、現在のEB-1グリーンカード取得に関しては18~24カ月ほどかかるという。(これは、トランプ氏が就任する以前の平均12カ月から上昇しています。)

Doiさんは「現在グリーンカードの発行総数には年間上限があり、国別の上限発行数は国内総人口の7%です。」言い換えれば、インドと中国は(人口が多いため)毎年韓国やドイツの人口と同じ数の移民ビザを受け取れることになります。

グリーンカードはスポーツ選手に米国での長期生活、研究や韓国など母国での兵役を延期する自由を与えると説明。

この法案変更は何を意味するのか

この新法案が成立すれば、インドや中国以外の国は、約七年間雇用をベースとしたグリーンカードが、いったん即時停止されることになります。

つまり、インドや中国以外の国のeスポーツ選手は、グリーンカードが承認されるまで最長7年待つことになります。

しかし、多くのスポーツ選手やアスリートは、そんなに長くは待てるはずはなく、7年はスポーツ選手にとって一生を決めるほどの年数であり、その間に選手の経歴や試合そのものが移り変わる。

この法案は、韓国選手の比率が高く北米に本拠地を置くオーバーウォッチ・リーグなどのスポーツリーグにとっても非常に悪いニュースになる可能性があります。

同時にこの法案が成立するとeスポーツ組織もコストを考えると時間と費用をグリーンカード取得のための支援をプレーヤーにしづらくなる背景もでてくる

たとえば、LCS(League of Legends Championship Series)では、先発メンバーの五人のうち少なくとも三人がアメリカまたはカナダの永住者でなければならない。

Doi氏によると「現在の制度では、韓国選手がLCS(League of Legends Championship Series)に加入すれば、即座にグリーンカードを取得し登録することができる。」と彼女は続けた。

新しい法案はとおるのか?

doi氏は、この法案が上院を通過して法律になる可能性は低いとみている。

しかし、この法案が下院を通過したことで、doi氏をはじめとする専門の弁護士たちは非常に心配し

「この法案が永住権取得者に与える影響を懸念しています。」と述べた。

最後に

現在eスポーツ選手が海外で活躍するために必要なビザについて、現状とビザの知識をまとめてみました。

ぜひ日本からも海外を視野に入れて活躍してくれる選手がでてくることを期待したいと思います。

参考になれば幸いです